「どうして分かってくれないんだろう。」
「もっと認めてほしい。」
「私だって頑張っているのに。」
そんな気持ちになったことはありませんか。
夫との関係。
子育て。
仕事。
人間関係。
私たちは誰かに理解してほしい、認めてほしいと思うことがあります。
そして、その思いが強くなるほど苦しくなることがあります。
でも、その苦しさの原因は本当に相手なのでしょうか。
実は、「相手にわかってほしい、認めてほしい」という気持ちから生まれる承認欲求そのものが悪いわけではありません。
ただ、承認欲求の奥には、私たちがまだ気づいていない本当のテーマが隠れていることがあります。
今回はT4Pのグループコーチングでの対話をもとに、「承認欲求の奥にある本当の課題」についてお伝えします。
📌 この記事で分かること
-
子どもにすぐ怒る・子育てでイライラしてしまう本当の原因
-
「怒らないようにする」が解決につながらない理由
-
自分を苦しめていた無意識の前提と、その前提が持っていた意味
-
子どもとの関わり方を変える「Be・Do・Have」の考え方
-
愛を起点に子どもと向き合い、自分の在り方を育てる方法
-
子育てを通して人生の主導権を取り戻し、自分らしい人生を創っていく視点
1. 子どもにすぐ怒る…子育てでイライラしてしまう理由
グループコーチングで、あるメンバーがこんな悩みを話してくださいました。
「私は子どもを怒ることが怖いんです。」
怒った後は自己嫌悪になり、
「私は良い母親じゃない。」
そんな気持ちになるそうです。
だから、
怒らないように頑張る。
感情を抑える。
優しく接しようと努力する。
それでもイライラはなくならず、
最後には怒ってしまう。
そしてまた自分を責める。
そんな毎日を繰り返していました。
2. 怒らない母親になろうとしていた
感情を抑えようとしていた
子育てに悩むと、多くの人はまず行動を変えようとします。
深呼吸をする。
アンガーマネジメントを学ぶ。
怒らないように意識する。
もちろん、それらも役に立つことがあります。
でも、そのメンバーも同じように努力していましたが、苦しさは変わりませんでした。
行動だけを変えようとしていた
その方は、
怒るという行動だけを変えようとしていました。
でも、
怒るという行動は結果です。
その前には、
子どもを思う気持ち。
不安。
焦り。
「ちゃんと育てなければ」
という思いがあります。
つまり、
行動だけを変えても、
心の状態が変わらなければ、
また同じことが起こります。
3. 怒ることは本当に悪いことだったのだろうか
ここで、一つの問いが生まれました。
「なぜ、怒ることがそんなに怖かったのでしょう。」
すると見えてきたのは、
怒ることそのものではありませんでした。
本当に怖かったのは、
「怒る母親になってしまうこと」でした。
4. 本当に問題だったのは怒ることではなかった

さらに対話を深めると、もう一つの前提が見えてきました。
それは、
「良い母親でいなければならない」
という思い込みです。
子どもを幸せにしたい。
傷つけたくない。
だから、
いつも優しくいなければならない。
怒ってはいけない。
そう信じていたのです。
その前提は何を守ってくれていたのだろう
ここで大切なのは、
その思い込みを否定することではありません。
むしろ、
その前提は、お母さん自身を守ってくれていました。
子どもを大切にしたい。
幸せになってほしい。
その深い愛情があったからこそ、
「良い母親でいたい」
という思いが生まれていたのです。
つまり、
苦しさの原因だった思い込みは、
同時に、
子どもを愛する気持ちの表れでもありました。
そう気づいたとき、
そのお母さんの表情が少し柔らかくなりました。
5. コントロールを手放すと見える景色
ここで伝えられたのは、
怒らないことを目指さなくてもいい
ということでした。
本当に変える必要があったのは、
怒るという行動ではありません。
「私はちゃんとした母親でいなければならない」
という前提でした。
その前提が少し緩むと、
怒りをコントロールしようと頑張る苦しさも少しずつ和らいでいきます。
6. Be・Do・Haveで考える子育て
何をするかよりどんな状態でいるか
T4Pでは、
Be・Do・Haveという考え方を大切にしています。
子どもを叱る。
これはDo(行動)です。
でも、その前にはBe(在り方)があります。
恐れから叱るのか。
愛から伝えるのか。
同じ行動でも、
そこにある状態が変わると、
子どもが受け取るものも変わります。
同じ叱るでも結果が変わる理由
怒ることが問題なのではありません。
子どもをコントロールしたい不安から伝えるのか。
子どもの成長を願う愛から伝えるのか。
その違いが、
親子関係にも大きな違いを生み出します。
同じ言葉。
同じ叱るという行動。
それでも、
子どもが受け取るものは違います。
「ちゃんとしなさい!」
という言葉も、
不安から伝えるのか、
子どもの成長を願って伝えるのかで、
まったく違うエネルギーになります。
だから、
変えるべきなのは行動ではなく、
在り方なのです。
7. 子育ては人生創造の入り口

この対話を通して見えてきたのは、
子育ての話だけではありませんでした。
私たちは、
子どもとの関わりの中で、
自分自身の前提にも気づいていきます。
良い母親でいなければならない。
失敗してはいけない。
ちゃんとしなければならない。
その前提が変わると、
子育てだけではなく、
夫婦関係も、
仕事も、
人との関わり方も、
少しずつ変わり始めます。
子育ては、
子どもを育てる時間であると同時に、
自分自身の人生を創っていく時間でもあるのです。
今日からできる小さな実践
もし今日、
子どもにイライラしたら、
まず自分に問いかけてみてください。
「私は今、何を守ろうとしているのだろう。」
そして、
「この子に本当は何を伝えたいのだろう。」
その問いが、
恐れからではなく、
愛から子どもと向き合う第一歩になります。
一緒に在り方を育てていきませんか
私たちは、
目の前の問題を解決しようとします。
でも、
人生が大きく変わるのは、
問題を生み出している前提に気づいたときです。
そして、その前提には、
あなたを守ってきた理由があります。
だから、
否定する必要はありません。
理解することから始めればいいのです。
T4Pでは、
目の前の悩みを解決するだけではなく、
その奥にある在り方を育てながら、
一人ひとりが望む人生を創っていくことを大切にしています。
もし今、
子育てに苦しさを感じているなら、
その経験は、
あなた自身の人生を創る入り口なのかもしれません。
あなたの持っている夢を叶える力を引き出す最高のツール「書く瞑想」
コラムニスト
藤井千恵| 本音をひらき "自分に戻る"対話を届けるマンダラコーチ


