コラムニスト

藤井千恵| 未来が輝く瞬間を一緒に描くビジョンコーチ
マンダラコーチ
この記事で分かること
- ミスを指摘されると過剰に反応してしまう心理的な理由
- 自分を責める癖が生まれた背景と仕組み
- 職場での人間関係を楽にする3つの具体的なステップ
- 自己肯定感を高めて心の余裕を取り戻す方法
ミスを指摘されたとき、胸の奥がぎゅっと縮むような感覚になったことはありませんか。
「またダメだったかもしれない」
「嫌われたかもしれない」
そんな言葉が、頭の中に浮かんでしまう。
もしあなたがそんな経験をしているなら、
それはあなたが弱いからではありません。
もしかするとそれは、
長い間、自分を守ってきた心の反応なのかもしれません。
今日は、自分を責める癖を少しゆるめたことで人間関係が楽になっていった体験を書いてみます。
なぜミスが怖いのか?「間違えない私」で自分を守っていた理由
あの日、職場で「それ違うよ」と言われた瞬間、
胸の奥が、きゅっと縮みました。
言われた内容は、ただの業務連絡。
それでも私は、息を止めるみたいに固まってしまって。
「私、またダメだった」
「嫌われたかもしれない」
そんな言葉が、頭の中に一気に押し寄せてきました。
振り返ると、私はずっと
無意識にこんなルールで生きていたのだと思います。
・間違えなければ安全
・ちゃんとしていれば愛される
・迷惑をかけなければ嫌われない
それは弱さではなく、
幼い頃の私が必死に身につけた防御のルールだったのだと思います。
職場での指摘が怖い本当の理由―過去の記憶との結びつき

職場での一言が、
必要以上に刺さってしまうのはなぜか。
それは、言葉が痛いからじゃなくて、
その言葉が、過去の記憶と結びついてしまうからでした。
「責められた」ではなく「拒絶された」と感じていた
頭では「業務の指摘」と分かっていても、
心はこう反応していました。
-
私はダメな人間だ
-
居場所がなくなる
-
嫌われるかもしれない
つまり私は「責められた」のではなく、「拒絶された」と感じていたのです。
間違えるとバカにされた記憶。
機嫌を損ねると、愛が遠のく気がした瞬間。
幼い私は、怖かった。
だから必死で学んだんです。
「ちゃんとしていれば、きっと大丈夫」って。
それは、心がずっと頑張ってきた証拠なんだと思います。
私の中にあった共通の感覚
振り返ると、
私の中にはいつもこんな感覚がありました。
-
私は選ばれなかった
-
どこに行っても疎外感がある
-
人と打ち解けられない
これらの根っこにあったのは、
「居場所がないかもしれない」という不安でした。
本当は、こんなふうに感じていたんです。
-
受け入れられないかもしれない
-
輪の中に入る自信がない
-
いつ拒絶されてもおかしくない気がする
この心の不安があると、
どんな環境でも、同じ感覚が再生されてしまう。
特に職場は「評価される場所」。
だからこそ、恐れは強くなりやすいのです。
本当は、正しくなりたかったわけじゃなかった

私が本当に欲しかったのは、
-
間違えても大丈夫
-
怒られても見捨てられない
-
そのままで受け入れてもらえる
という安心でした。
正しくなることではなく、
安心してここにいられること。
子供の頃、親に抱っこして許してほしかった。
その願いが、大人になっても心の奥に残っていたのだと思います。
叶わなかった願いは、
大人になっても、形を変えて残ります。
だから私は、指摘されるたびに
“あの頃の続き”が胸の奥で再生されていたのでした。
自分を責めるのをやめる―「改善」ではなく「自己処罰」をやめた
以前の私は、
ミスをするとすぐに
「またダメだった」
「私が悪い」
と自分を責めていました。
でもある時から、少しずつ変えてみました。
ミスをなくすことよりも、
自分を罰することをやめる
ことを意識したのです。
怖くて固まったときは、
「怖かったね」
「大丈夫だよ」
そんな言葉を
自分にかけてみました。
それだけで、すぐに人生が変わるわけじゃない。
でも、心の硬さが少しだけほどけていく感覚がありました。
すると不思議なことに、
「私はダメだ」ではなく
「次はどうしよう?」と考える時間が増えていきました。
それだけで、
心の消耗が驚くほど減りました。
自分を責める癖をゆるめる小さなステップ
もしあなたが
「ミスが怖い」と感じたときは、
次のことを試してみてください。
① まず体の反応に気づく
ミスを指摘された瞬間、
胸が固まったり
呼吸が浅くなったりすることがあります。
まずは
「今、体がびっくりしている」
と気づくだけで大丈夫です。
② 自分に一言声をかける
次に、
心の中で
こんな言葉をかけてみてください。
「びっくりしたね」
「大丈夫だよ」
それだけでも、
体の緊張が少しゆるみます。
③そのあとで「次どうする?」を考える
心が少し落ち着いたら、
「私はダメだ」
ではなく
「次はどうしよう?」
と考えてみます。
不思議なことに、
自分を責めるより
立て直しが早くなります。
人に振り回されなくなった理由
自分を責める癖が少しずつゆるんでくると、
人間関係の感じ方も変わってきました。
以前の私は、
人の言葉や態度にとても影響されていました。
誰かが不機嫌だったり、
仕事で指摘されたりすると、
「私が悪いのかもしれない」
「嫌われたのかもしれない」
そんなふうに、
すぐに自分の問題として抱え込んでしまっていたのです。
でも、少しずつ気づいてきました。
それは必ずしも、
私の価値とは関係がないということに。
人にはそれぞれ
・その日の気分
・その人の考え方
・その人の事情
があります。
以前の私は、
それらすべてを自分の責任のように感じていました。
でも今は、
「これは相手の状態かもしれない」
そう思える瞬間が増えてきました。
人に振り回されなくなった小さな出来事
その後、職場でこんなことがありました。
少し手が空いたとき、
私は周りの人に
「何かすることはありますか?」
と聞きました。
でも、その時は
特にやることがありませんでした。
あと数分で昼休みだったのでなんとなく立っていると、
ある人にこう言われました。
「ぼーっと立ってないで、仕事あるか確認しなよ」
以前の私なら、
きっと胸がぎゅっと縮んでいたと思います。
「私が悪かったのかな」
「ちゃんとしていなかったのかな」
そんなふうに、
自分を責め始めていたかもしれません。
でもそのときは、
すぐに分かりました。
私はすでに、仕事があるか確認していたということを。
だから今回は、
自分を責める必要はありませんでした。
ただ、
今は仕事がなかったという事実が分かった
というだけでした。
そのとき心の中では、
特別なことは起きませんでした。
ただ、普通でした。
でも今振り返ると、
それはとても静かな
人生の転換点
だったのだと思います。
自分を責める癖が
少しゆるんだだけで、
人間関係は
こんなにも軽くなるのだと知りました。
自分を責める癖をゆるめたら起きた変化

少しずつですが
こんな変化が起きました。
-
指摘されても立て直しが早くなった
-
人の言葉に振り回されにくくなった
-
「迷惑をかけたら終わり」という思い込みが和らいだ
そして何より、
自分が自分の味方でいられる時間が増えました。
「相手に許されているのに、自分を許せていない」
その苦しさに気づいた時,
“私がダメだった”のではなく
“古い防御がまだ働いているだけ”
そう思えるようになったのです。
人間関係が楽になったのは、
人が変わったからではなく、
自分との関係が変わったから
だったのかもしれません。
「ちゃんとしなきゃ」の鎧を、少しだけゆるめられた日。
私はやっと、自分の味方になりはじめました。
安心の先にあった変化
人に振り回されなくなると、
人間関係だけが楽になるわけではありませんでした。
もう一つ、大きな変化がありました。
それは、
自分の時間が戻ってきたことです。
以前の私は、
人の機嫌を気にしたり、
嫌われないように
無理に愛想をふったりして、
たくさんのエネルギーを
人間関係に使っていました。
本当は少し疲れていても、その場の空気を壊さないように笑顔で合わせてしまう。
気づくと、
自分の気持ちよりも
周りの人の気持ちを
優先していることが多かったのです。
でも今は、
嫌いな人に無理に
愛想をふることがなくなりました。
そして、無理して合わせていた時間も少しずつ減らせるようになりました。
その分、
これまで足りないと感じていた
「やりたいことの時間」を
増やせるようになったのです。
以前なら
人間関係で疲れてしまって
思うようにできなかったことに、
少しずつ
エネルギーを使えるようになりました。
気づくと、
自分の人生の時間が
少しずつ戻ってきていたのです。
同じ場所にいるあなたへ
ここまで書いてきて、
ひとつ思うことがあります。
もしかすると私たちは
「人に振り回されている」のではなく、
自分を責める癖に振り回されているだけなのかもしれません。
そしてその癖は、
少しずつゆるめていくことができます。
私が気づいたことは、人に何か言われたとき
必ずしも「私が悪かった」というわけではない、
ということでした。
もし今、
人の言葉に傷ついたり
自分を責めてしまうことがあったとしても、
それはきっと、
あなたが弱いからではありません。
ただ、
長い間
自分を守るために働いてきた
心の反応なのだと思います。
だからもし今日、
誰かの言葉に
心が揺れたときは、
ひとつだけ
自分に問いかけてみてください。
「これは私が自分を責める癖から生じている
自分で作り出している痛みではないだろうか?」
もしかすると、
ただの出来事だったと
気づく瞬間があるかもしれません。
答えが出なくても大丈夫です。
考えようとした、その瞬間から、
きっと何かが少しずつ変わり始めています。
コラムニスト
藤井千恵
忙しい日常を送りながらも「自分らしさ」を大切にしたい女性に向けて、理想の未来を実現するために必要なサポートを提供しています。女性として多くの役割をこなしながらも、ご自身の理想を描き、それに向かって一歩ずつ進む方法を実践的に伝えることが得意です。
ご自身の感情と向き合い、心の整理を通じて、より豊かな時間と穏やかな心を手に入れるためのレッスンを提供しています。レッスンでは、単なるアドバイスにとどまらず、受講生一人ひとりが抱える課題に寄り添い、共に解決策を見つけ出すことに重点を置いています。
「理想の未来を描き、今を変える」をテーマに、受講生が自分のペースで無理なく前進できる進め方が特徴です。温かく深い洞察力で多くの女性に寄り添い、心の葛藤を解消しながら理想の未来に向かって進む力を引き出せるようにしていますので、多忙な日々を送る方々に安心感を持っていただけます。ご自身の理想に近づき、心の余裕を取り戻したい方は、お気軽にコンタクトください。
公式ウェブサイト:
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