自己肯定感を高める3ステップ | 頑張りを認め評価できる私へ

自己肯定感を高める3ステップ | 頑張りを認め評価できる私へ

コラムニスト

藤井千恵| 未来が輝く瞬間を一緒に描くビジョンコーチ
マンダラコーチ


ふと立ち止まった瞬間、心の奥に小さなざわめきが生まれることはありませんか。

「どれだけ頑張っても、誰にも認められない…」
「私なんて、いてもいなくても同じかも…」

家族や仕事のために、毎日を懸命に過ごしているのに、成果が見えなかったり、感謝の言葉が返ってこないと、努力が“無駄”に思えてしまうことがあります。

でも安心してください。
その不安は、あなたが間違っているサインではなく、
「本当の自分の価値に気づこうとしている心のサイン」 なのです。

 

なぜ「自分なんて価値がない」と 感じてしまうのか

 


人の役に立ちたい、誰かの助けになりたい。

その思いが強い人ほど、相手からの反応が薄いと、

「私は必要とされていないのかな」
「頑張っても意味がないのかな」

と感じやすくなります。

 

たとえば、こんなときです。

  • 家族や同僚のために尽くしても反応がない
  • 努力しても成果や感謝がすぐ返ってこない
  • 自分の学びや知識が役に立っている実感が 持てない

これらは「価値がない」からではありません。

ただ “未来につながる価値の種を育てている途中” なだけなのです。

 

その背景には次のような心のクセが働いています。

 

がんばる=認められる・愛される という無意識のルールがある

そのため「誰かのため」に動き続ける

でも反応がないと「私の努力は意味ない」と感じてしまう

結果として「自分を評価する力」が弱まる

 

根っこの部分には、

「他人に認められない=私には価値がない」

という思い込みがあります。

「愛されたい」「役に立ちたい」
その純粋な願いが強いほど、

“誰かの笑顔=自分の価値”

と結びつけてしまいがちです。

 

ここで大切なのは、
承認を求めてしまう自分を責めないこと。

その奥には「愛したい」「つながりたい」という温かい想いがあるからです。

大切なのは、その愛を
“他人だけでなく、自分にも向けてあげること”。
そこから自己承認がはじまります。

 

自分の価値を実感できる3つのステップ

 


 

あなたの中には、すでに愛も価値も存在しています。

それに気づくために、少しだけ「見方」を変える3つのステップをご紹介します。

  

STEP1:今と未来をつなぐ「目的の糸」を思い出す


今やっていることが無駄に思える瞬間は、
「今の行動」と「本当の望み」が結びついていないとき。

行動の優先順位が、自分の本当の希望とずれていることがあります。

例えば、

「家族との時間を大切にしたい」と思っているのに、
「稼がなきゃ」と仕事だけを優先してしまうと、
努力が“犠牲”に変わってしまいます。

でも、

「家族との未来を守るために働いている」
とつながった瞬間、同じ行動が“希望の一歩”に変わります。


給料明細を見て
「これで旅行に行ける」
と思えるのも、

朝、子どもの笑顔を見て
「この瞬間を守るために働いている」
と感じられるのも、

今と未来がつながったから です。

目的を思い出した瞬間、努力は“自己価値を育てる行動”に変わります。

 

 

STEP2:自分を整える時間は「愛を循環させる準備期間」


人のために動くことが自然にできる人ほど

困っている人を見ると放っておけず、

自分の時間を後回しにしがちです。

でも、
心が満たされていないと、本当の優しさは長く続きません。

疲れたまま尽くしても、心がすり減ってしまうだけ。

自分を整える時間は、
「愛が枯れないようにする大切な準備時間」
なのです。

 

具体例:Aさんの変化

 

「子どもとの時間を増やしたい」Aさんは、家事に追われて余裕がありませんでした。

そこで

  • 食材の買い物は毎日 → 2日に1回へ

  • 夕食の品数を見直して“適量”に

最初は「手抜きかも…」と不安だったものの、
心に余裕が生まれ、子どもと散歩する時間が増えました。

そして気づいたのです。

「完璧より、心が軽い方が家族に優しくできる」 と。

自分を整えることは、誰かへの愛の準備。
忙しさの合間にお茶を淹れる時間、
ノートに思いを綴る時間——
それらすべてが、あなたの愛を澄ませるひとときです。

 

STEP3:「私は何のためにここにいるのか」を思い出す

 

人のために頑張り続けるほど、

自分の軸を見失いやすくなります。

「私が本当にやりたいことは?」
「何を大切に生きたいの?」

その問いが曖昧になると、
努力は“価値のないもの”に感じてしまいます。

 

人生の軸はあなたの“北極星”。

少し迷っても方向を取り戻せたとき、心は自然と落ち着いていきます。

 

人生の軸を 取り戻す3つの問い

 

「私には価値がない」と感じたときこそ、
次の問いをノートに書いてみてください。

 

  1. 私は、どんなときに心から愛を感じるだろう?

  2. その愛を、どんな形で人に届けたいだろう?

  3. その想いを持つ私自身を、どう扱いたい?

 

答えはすぐに出なくても大丈夫です。

この問いは、あなたが
「何のために頑張っているのか」
をやさしく思い出させてくれます。

 

  

「報われない時間」も、 あなたの価値を育てている

 

 

私自身、最近新しい仕事を始めるまでに気持ちが揺れた瞬間がありました。

でも、

「自分を大切にしながら、家族の夢の土台を整えたい」

「家族が安心できる暮らしを守り、豊かに生きたい」

その想いを軸に動いた結果、わずか2週間で希望の条件にぴったりの職場が見つかりました。

 

もちろん、全て順調だったわけではありません。

いくつかの面接に落ちたとき、

「子どもに手がかかる女性は社会で必要とされていないのかな…」

そんな思いがふっと浮かび、心がざわついた瞬間もありました。

でもジャーナリングで自分と向き合い、

新しい環境が始まる不安を解消することで、条件を妥協せずにすみました。

 

同じように、あなたの努力も、たとえ誰にも気づかれなくても
誰かの安心を支えています。

・朝のお弁当
・仕事での小さな気遣い
・家族のための一手間
・誰かの話を聞いてあげた時間

それはすべて、誰かの心に残る“見えない贈り物”です。

未来の誰かの笑顔を支える力になります。

 

人は誰かに「ありがとう」と言われた瞬間に安心します。
でも本当の安心は、
「たとえ誰にも気づかれなくても、私は愛を生きている」
と感じられたときに訪れます。

その穏やかな自信が、
あなたの存在そのものを光らせていきます。

あなたの価値は、誰かに証明されるものではなく、

最初から、あなたの中に息づいている愛そのものなのです。

 

まとめ|報われなさは「価値を思い出すチャンス」

 

「報われない」と感じるとき、

それはあなたの価値がないからではありません。

愛の流れを“自分に戻すタイミング”なのです。

 

努力が無駄なのではなく、
まだ「意味づけ」が追いついていないだけ。

焦らなくて大丈夫。

あなたの優しさや行動は、必ず誰かの安心や未来につながっています。

 

深呼吸して、こう思い出してください。

あなたは、もうすでに誰かの希望になっています。

 




コラムニスト

藤井千恵

コラムニストの藤井千恵さん画像

忙しい日常を送りながらも「自分らしさ」を大切にしたい女性に向けて、理想の未来を実現するために必要なサポートを提供しています。女性として多くの役割をこなしながらも、ご自身の理想を描き、それに向かって一歩ずつ進む方法を実践的に伝えることが得意です。

ご自身の感情と向き合い、心の整理を通じて、より豊かな時間と穏やかな心を手に入れるためのレッスンを提供しています。レッスンでは、単なるアドバイスにとどまらず、受講生一人ひとりが抱える課題に寄り添い、共に解決策を見つけ出すことに重点を置いています。

「理想の未来を描き、今を変える」をテーマに、受講生が自分のペースで無理なく前進できる進め方が特徴です。温かく深い洞察力で多くの女性に寄り添い、心の葛藤を解消しながら理想の未来に向かって進む力を引き出せるようにしていますので、多忙な日々を送る方々に安心感を持っていただけます。ご自身の理想に近づき、心の余裕を取り戻したい方は、お気軽にコンタクトください。

公式ウェブサイト:

https://manymanysmiley.wixsite.com/website

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